開店・開業祝いはいつまでに渡せばいいんだろう…と悩んでいませんか?
お店や事務所などをオープンする前後は、何かとバタバタして忙しいものです。そんな忙しい時に、わざわざ宅配便の対応をさせるのは気が引けますよね。
では、開店・開業祝いを渡すベストなタイミングとはいつか。ちょっとした気遣いのコツ等も交えて解説します。
①開店・開業祝いを渡すベストなタイミング
開店・開業祝いを渡すベストなタイミングは、開店・開業の前日〜1週間前です。
少し前までは「幸先よく」という願いを込めて、開店当日に贈るのが通例でしたが、現実問題として開店・開業当日は多忙ということもあり、最近では遅くとも前日までに贈るのが一般的です。
ただし、贈る時期は早すぎてもいけません。保管の手間がかかりますし、最悪、開店できないという事態も有りうるからです。また気遣いとして、配送の手配をする前に相手に一度連絡を取り、確実に受け取れる日に到着するよう、段取りを組むのがいいでしょう。
以上のように、お祝いを贈るタイミングは開店・開業前日〜1週間前がベストですが、以下のようなケースでは若干異なるので注意して下さい。
- 花を贈る場合
- 内覧会・パーティがある場合
花は種類によって贈るタイミングが異なる
花を贈ろうとしている人は、花の種類によって贈る日を変えたほうがいいです。
花の種類 | タイミング |
胡蝶蘭や観葉植物などの鉢植え、ブリザーブドフラワー | 前日まで |
スタンド花、ブーケ、アレジメントなどの生花 | 前日もしくは当日の朝 |
胡蝶蘭や観葉植物、ブリサーブドフラワーなどの花持ちがいいものは、基本的に開店・開業前日までに贈れば問題ありません。逆に大きな植物が当日に届いたら、設置等に悩むので、なるべく開業前までに贈っておいたほうが親切です。
反対に、スタンド花・ブーケ・アレンジメントなどの生花は花持ちが悪く、短いもので1〜3日、長いものでも1週間程度が限界です。そのため、早く贈りすぎると、開店前に枯れるという最悪の事態が起こるので、できれば開店当日の朝を指定して贈るのがいいでしょう。当日朝が忙しそうなら前日もしくは2日前がいいですね。この辺も開業者様と連絡を取って決めるのが確実です。
内覧会・パーティがあるならその時に持っていくのもOK
内覧会やパーティがあるなら、配送ではなく、直接持っていくのもOKです。
手渡しのほうが喜んでもらえる可能性もありますね。
②開店日が過ぎた場合はどうする?
もし開店・開業日を過ぎてしまった場合でも、1ヶ月程度は手渡し・配送どちらで贈っても問題はありません。ただし、その際は「遅れてしまった旨」のメッセージを添えるのが常識的です。
→メッセージの書き方記事にリンク
開店から1カ月以上が過ぎてしまった場合の対応方法
開店・開業から1カ月以上が過ぎてしまった場合の対応方法は、2通りあります。
- 開店祝いとして贈るのではなく、「祈御発展」という表書きをして贈る
- 1周年の記念日に改めて贈り物をする
1つ目は、表書き(のし)を「祈御発展」とする方法です。「祈御発展」とは、今後の事業がうまくいきますようにお祈り申し上げます、という意味ですね。ちなみに開店・開業祝いでは、「祝御開店」や「祝御開業」と記入します。
2つ目は、1周年の記念日に贈り物をする方法です。開店・開業を知ったのが、半年後などかなり時間が経っている場合はこちらのほうがいいかもしれません。
④年配の方は六曜を気にする可能性もあるので注意
最後に、年配の方などにお祝いの品を送る際の注意事項です。
若い人は気にしませんが、年配の人は「六曜」を重視する人もいます。
六曜とはその日の吉凶運勢を示した暦注で、以下の6つから成ります。
大安 | 六曜の中で最も吉日。1日を通して大吉 |
先勝 | 午前中は吉、午後2時〜6時までは凶 |
友引 | 朝は吉、昼は凶、夕方は大吉 |
先負 | 午前中は凶、午後は吉 |
赤口 | 午前11時〜午後1時頃までが吉、それ以外は凶 |
仏滅 | 六曜の中で最も凶日。1日を通して大凶 |
たとえば、大安の日ならいつ贈っても大丈夫ですが、仏滅の日は避けたほうがいいかもしれません。他の日は配送時間を指定すれば、失礼のない贈り物をすることができます。
→六曜はこちらのサイトですぐに確認できます